あいうえおにぎり

渡邊朱倫
2020 年 9 月 14 日

福山市内某所のスーパーマーケットには、「おかあさんといっしょ」関係の歌(童謡?)を延々と流したがる店員がいたらしい。具体的には「あいうえおにぎり」とか「ころころコロッケ」とかいった歌が流れていた。

正直、耳障りだった。シャケに決めた!――決めたならウノみたく大声で宣言せずに黙ってにぎれ。このおいしさおいしく伝えたいから――コロッケなんて安くて単純な味だから態々歌にして届けられても困る。

あの手の歌を聞いて喜ぶ大人がいるだろうか、という疑いも山々だが、私は幼児の頃も好きでなかった気がする。抑々童謡にしてもアニソンにしてもクラシックにしても、スーパーとか𠮷野家とか公共の場で流す意義を私は感ぜられない。これはかねてより思っている。萌え絵や、ストリートアートにしてもそうだ。

地方のスーパーの店員にせよ広告屋の社員にせよ、無理やりな手法で大衆に物を買わせたがる商人が、世の中には多いらしい。

2020 渡邊朱倫